~紺野がライバルらしき人を飲みの席に連れてきた場合~
・新田
紺野の隣に当然のように座り、人前だろうが、いつも以上にスキンシップ過多です。
ライバルらしき人が席を立ったら、俺も便所などと言ってついていき、
紺野とどういう関係か、紺野に特別な感情を抱いているか、など
一番聞きにくいことをガンガン訊きます。
シロだった場合は「じゃあこれからもよろしく」と好意的です。
クロだった場合は、その場で掘って廃人にします。
・吉本
そいつの素性がどうとか、紺野との関係とか、
そういったものはあまりと言うか全く気にならないようで
ただ、己の取り分である食い物が減るなあ、くらいの感覚です。
紺野を明確に「取られた」のであれば、取り返しに行くでしょう。
ライバルの段階では、どうでもいい人の一人に過ぎませんので
何もしないです。
・矢ヶ崎
その飲みの席では、取っ付き易く親しみ易い、とても好青年を演じます。
そして紺野と二人きりになった途端、紺野をシカトします。
紺野が問い詰めてもシカトです。
そのうち紺野が怒り出すので、矢ヶ崎も怒ります。
やがて、根負けして紺野が謝りますので、
それでやっと矢ヶ崎の機嫌が直ります。
・九条
そこがもしどこかのお店だった場合は、まだ猶予はありますが、
もし路地裏などだった場合、即凶器を持ち出すので、紺野が必死に止めます。
紺野くんはそこで黙って見ていてくれ、と
血走った目で言う九条に若干引きながらも、
紺野は必死で止めて下さいと頼みます。
そしてとうとう紺野が泣いて頼んだ時に、九条は気づきます。
俺はなんてバカな事を…! と。
そして、わかってくれればいいんです、と紺野がしゃくりあげながら言います。
そして、九条は俺の方こそごめんと紺野を抱きしめて謝ります。
そして、二人は仲良く手を繋いで帰ります。
ライバルらしき人だけが、そこにひとり残されます。